4,5,6月に続き、7月に入ってもウルムチ市で住民と警官・軍の大規模な衝突があったことはニュースでも取り上げられています。
少数民族のこうした活動は昨年春のチベットに続くもので、今後いつ起きても不思議ではありません。こういうことが起こりやすくなっている意味では4月からの一連の出来事に通じるものがありますが、チベットの時と同様、少数民族の反政府活動は漢民族主体の活動とは背景もロジックも異なり、このことに違和感を持つ人は多いでしょうが漢民族を中心とした中国全体での理解が得られにくいと同時に、伝統的な活動の収束の仕方をせず、政府もより高圧的になり、激化しやすいと指摘することができます。