今日発売の岩波書店「世界」9月号で『中国 公民社会への道』を書きました。機会ありましたらご一読ください。
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暑い日が続きますが、お元気でお過ごしください。
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昨日は昼に千歳烏山で茶会、夕方からは北浦和の居酒屋「さぶ」で飲み会と、北京滞在時のような行動半径でした。昼の茶会で自己紹介したときに肩書きのない面倒さを語ったのですが、この話はなかなか伝わりにくい面があります。要は中国と日本のどちらが肩書きを重んじるか、ということなのですが、中国で肩書きが重要視される話をすると異論をはさまれることがあります。これは「中国」と言う場合に農村が視野に入っているか否かの違いにもよる気がします。都会では日本よりも肩書きを重視せず、田舎では日本以上に肩書きを重視する、そんな傾向があるように思いますから、農村に行く人にとっては肩書きがないことは大変ですし、都会が中心の人はそうでもないのでしょう。農村だとどう大変かと言うと危険人物だと怪しまれることです。
とは言え、これが都会のフリーの人たちになると大違いで、90年代のぼくも北京では住所不定無職状態ながら多くの無名アーティスト(当時)と付き合えたわけです。茶会での自己紹介を通じて、あらためて「中国は~」を語る面倒さ、そしておもしろさを感じたりしました。