食事日記
18日
朝食7時半:浚県の農家(藺其磊さん)
緑豆粥、卵、蒸しウサギ肉、ピーマンとハム、ナス浸し
昼食11時半:浚県の農家(藺其磊さん)
蒸しウサギ肉、ピーマンとハム、捞麺、白酒、ビール
夕食21時半:済南市内
カロリーメイト
済南泊
・・・・19日夕方に山東省の半島の先端にある煙台に行かねばらないために、18日は移動日となります。浚県~煙台は6、700キロぐらいでしょうか。日本で言えば東京から八戸や岡山ぐらいの所です。鄭州など周辺部から煙台までのフライトは存在せず、いったん開封に出て開封→済南を動車組(新幹線)、さらに済南~煙台(6時間)と列車を乗り継ぐ方法もありますが、もう動車組はこりごりだったのでバスを選びます。浚県から煙台までは直通バスもありますが、寝台バスが嫌なことと時間が合わない(隔日15時出発)ことからバスの乗り継ぎを選びます。
浚県→濮陽:約50キロ、1時間
濮陽→済南:約300キロ、5,6時間
済南→煙台:約300キロ、6時間
長距離バス乗り継ぎの厄介なところは時刻表がよくわからず、スケジュールが立てにくいことです。特に濮陽→済南のような省をまたぐバスは早朝出発が多く、午後にはないことも多々あります。いろいろ考えると不安になるので浚県では真昼間から白酒をグイグイ飲みます。
上がピーマンとハム、下が地元麺の捞麺で、右上が白酒です。
出発時は乗り継ぎなどどうでもよくなっていました。
中国の中長距離バスは満席であることを覚悟しなければなりません。と言うか、かりに始発停留所でガラガラだった場合も満席になるまで高速道路に乗らず、繁華街など一般道路をゆっくり走りながら客を拾います。この日は客が少なく、なかなか高速に乗らず、おかげで2時間近く遅れました。今日中に煙台に着くことは早々とあきらめ、済南で1泊しようと軌道修正します。こういった軌道修正をたのしめるかどうかが大陸の旅をたのしめるかどうかに関わってくると思います。
河南・山東の省境は池や沼が大変多いです。そういえばこのバスは水滸伝の梁山泊の付近を走ります。フィクションではあれ、彪子頭もここらへんを通ったのではないか、などと想像を働かせつつノロノロ運転のバスに乗るのもたのしいものです。名もない村を幾つも通過していきます。
90年代の画家村のアーティストだとか、今の常坤たち社会活動家を、ぼくはしばしば水滸伝の登場人物にたとえることがあります。けっして一般的でないもののロマンチックで勢いのあるアウトサイダーたち。一方で当局にゴマをするなんとか科学院だとか北京大学のお偉い先生などは宦官みたいなものでしょうか。。。。。
そんなことを思いつつ車窓をみるのが好きです。
19日
朝食7時:済南・ホテル
チャーハン、肉包、とうもろこし、キャベツ炒め、ハム
昼食12時:バス車内
配布されたビスケット
夕食18時:煙台・養馬島の海鮮料理店(姜先生、王さん)
カイコさなぎ、カレイ煮つけ、海胆、辣子鶏、ブロッコリ、貝のスープ、水餃子、打ルー麺、張裕ブランデー
煙台泊