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関西ではお世話になりました。北九州ビエンナーレ2011
27日神戸社会人大学、28日の囲む会と、とてもたのしく、また有意義に過ごせたこと、関係者や参加者の方々にお礼を申し上げます。熱意とユーモアとゆとりのある会場の雰囲気は関西ならではかもしれません。東京や神奈川、それに北九州も魅力ある場ですが、それぞれ魅力が異なります。
ここは何を食べてもおいしく感じます。粉ものなど魅力あるメニューが多いですし、味だけではなく、雰囲気なのかもしれません(「吉野家」にですら感ずるかもしれません)。いつ来ても住みたくなります。香港だとか大陸でいえば四川がこういった感じかもしれません。
所変わって北九州では2年に1度の北九州ビエンナーレが10月1日より始まります。10月1日、2日の関連シンポジウム「多文化社会における新たな<公共性>へ向けて」に参加し、2日日曜日の朝に話をします。
2011.10.1|【多文化社会における新たな<公共性>へ向けて】シンポジウム01
日時:2011年10月1日(土)13:00〜18:00
会場:福岡ひびき信用金庫本店 中二階 大ホール
Info: 093-551-5522 info@a-i-k.jp
入場料:無料
【多文化社会における新たな<公共性>へ向けて】
本格的な多文化社会を迎えつつある現在、メディアや文化、コミュニケーションをめぐる環境が大きく変化しています。とりわけ、これまで比較的均質で固定的な近代国民国家を中心に組み立てられて来た「公共性」の概念は、より多種多様で流動的で開かれた新たな枠組みを必要としています。本シンポジウムでは、これまで社会学や政治学、そしてメディア研究で交わされてきた「公共性」や「市民権」、「多文化主義」の議論を出発点に、この新たな公共性のあり方について議論します。
★ シンポジウム01:多文化主義と文化的市民権
13:00-13:20 開会にあたって 毛利嘉孝(東京芸術大学准教授)
13:30-14:10 文化的市民権をめぐって 岩渕功一(早稲田大学教授)
14:10-14:40 グローバルな市民権を福岡のNGO活動の実践から考える 藤井大輔(九州国際大学助教)
14:40-15:10 多文化主義における女性:福岡の現場から 松崎百合子(女性エンパワーメントセンター福岡代表)
15:10-15:40 ロンドン暴動を検証する 毛利嘉孝(東京芸術大学准教授)
16:00-16:15 コメント1 田嶋淳子(法政大学教授)
16:15-16:30 コメント2 塩原良和(慶応大学准教授)
16:30-18:00 討議 初日登壇者全員
※18:30より、オープニングレセプションが開催されます
★ シンポジウム02:コミュニティとメディア、文化表現
10:00-10:30 中国の民主化運動とメディアの表現 麻生晴一郎(ジャーナリスト)
10:30-11:00 八幡西区青春学校の試み 柳井美枝(金美子)(福岡人権研究所)
11:00-11:30 新聞とコミュニティ 中野彗(西日本新聞社)
11:30-11:45 コメント 伊藤守(早稲田大学教授)
11:45-12:30 討議 午前中の報告者とコメンテーター
シンポジウム03:多文化主義におけるアートと公共性
12:30-14:30 昼食 ビエンナーレガイドツアー ガイド:古郷卓司(アーティスト、北九州国際ビエンナーレ・ディレクター)
14:30-15:20 北九州国際ビエンナーレ2011について 古郷卓司、宮川敬一(アーティスト、北九州国際ビエンナーレ・ディレクター)
15:30-15:45 コメント 清水知子(筑波大学講師)
15:45-16:45 討議 毛利嘉孝、宮川敬一、古郷卓司、清水知子
16:45-17:00 閉会の辞 毛利嘉孝
※本シンポジウムは、科学研究費補助金「多文化社会における新たな公共性と文化的市民権」(基盤B)の研究活動の一環として開催されるものです。