いろいろとしがらみがあって今日は終日六本木にいなくてはならない。
忙しい中、まったく気が乗らないが、これだけ生きていると、どうにもならないこともある。
それはそうと、六本木という街はストリートのど真ん中を高速道路が貫いてる街の構造や
バブルの残照のような店々、それにあの独特のノー天気な喧騒などのどれもが好きになれないが、このことはけっしてぼくの特殊な感性だとは言えまい。少なくともぼくの周囲で六本木を避ける人は多い。そして、このことが重要なのだが、ぼくは六本木を嫌いつつも中国で六本木にあたるような場所(バー街だとか)に行くことは好きでもないがけっして嫌でもない。よく上海や北京や香港やバンコクに住む日本人でこうした所に入り浸っている人がいるのだけど、そういう人が東京で六本木に行かないのはなぜか。自分の嗜好も含めてそこに違和感を抱かずにはいられない。