本日新宿で開かれた天安門事件25周年の集会で昼の部(中国語)、夜の部(日本語、中国語訳付き)で話しました。会場に集まった人の多くは今回のパネリストでもある香港、台湾、オーストラリアなどから来た中国の方々です。ぼくが話したのは現在の中国における公民活動が結局は政治に働きかけねば問題解決も連帯もできない現状があって、その穴が民主化運動の経験や歴史を自分たちの中に取り込めないところにある、といった大陸で大勢の前で披露したことが何度もある話なのですが、その時の場の雰囲気と比べると、こうした点を台湾、香港などで活動する民主化に関わる中国人に伝えることが、大陸で活動する民主化に関わる中国人に伝えるよりも難しい、ということをあらためて感じました。大陸にいるよりも香港や台湾(あるいは日本も)にいる方が、中国の民主化の絶望的な困難を感じてしまうのがなぜなのか、そのことを考えてみたいと思います。