もう12月です。今年はあわただしさが続くまま終わろうとしています。
北海道新聞11月8日朝刊14面で『人質460日 なぜ生きることを諦めなかったのか』(アマンダ・リンドハウト著、鈴木彩織訳、亜紀書房)の書評を書きました。
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週刊金曜日11月27日号で連載『浮躁中国』第86回「習近平を慕う老百姓たち」を書きました。
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東網の連載は毎週月曜日です。最新発表は第62回
「一個社會必須怎樣程度的「人民齊心」?」です。
この連載は香港人・中国人読者を想定して中国の話を中国語で書くというもので、始めて1年以上が経ちますが、まだまだ慣れません。本来ぼくは中国の話を日本人読者に語る仕事をしていたのですが、中国の市民活動の現場などでスピーチをする機会が増えたことで対象が日本人だけではなくなり、この連載を始めてからさらにその傾向が強くなりました。今ぼくはライターとして日本人に中国を語るのが仕事だとは思えなくなりつつあります。想定する読者像がいったんバラバラになった感じです。そのことがいいことか悪いことかはわかりませんが、乗りかかった船でこのまま突っ走ってみようと考えています。自分がどうなっていくのかわからない状態というのは不安でもありますが、楽しみでもあります。
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11月26日、埼玉大学の牧陽一先生の講義で「艾未未発言の周辺」という題目で話しました。艾未未が今年夏に欧米メディアに対して「政府擁護的」(?)な発言をしたことについて、今の中国の様子などを話しました。艾未未といわゆる民主派の人たちとの考え方の相違が整理できて、ぼくにも勉強になりました。貴重な機会を頂けて感謝しております。