北京でたまに滞在する家です。この日は体がだるく、昼過ぎに少し休みました。何かを撮るために撮ったのではなく、撮るために撮りました。カメラのテスト用の一枚です。もちろん、ぼくは写真の中にいません。
北京で高層マンションを目にした人も多いと思いますが、中身はたとえばこんな感じです。
ありふれた、けだるい昼下がり、けれども、このシーンがここで誕生することそのものが、少し前まで誰しも予想し得なかった、そんな日常だと言えましょうか。それは何事にしてもそうなのですが、その人との出会い、境遇の変化、もろもろが生み出す日常の意外性が引き立つことが、北京という場所の特徴の一つだと言えます。
日常に日常を重ね、新たな日常をつむぎ出していくように旅します。