日本シリーズで福岡ダイエー、西武、千葉ロッテ、北海道日本ハムとパリーグが4年連続で勝った。この2年はパリーグ圧勝の感が強い。プレーオフ導入によるセリーグの日程面の不利やトーナメントに慣れたパリーグの優位性が挙げられるが、ぼくは何よりも、03年阪神や今年の中日が終盤失速したことをみたい。すなわち9月以降時点で言えばこれらの優勝チームがセリーグ最強でない点だ。
来年からセリーグでもプレーオフが施行されるが、中日・落合監督は導入に反対の意見を度々述べている。それはプレーオフで本来2位3位のチームが日本シリーズに進出することで年間を通じてのペナントレースの価値が下がるのではないかとの認識に基づいており、一理あると思う。2位チーム、3位チームが優勝するなどおかしいのではないかとの感覚は素人からみてもうなづけるものではある。
とは言え、最初の話に戻るか、ペナントレースは長丁場であるだけに最後の方は息切れしたチームが優勝してもけっしておかしくない。昨年の阪神がそうだった(03年はさらにひどかった)し、今年の中日も9月以降で言えば息切れこそしてないが首位ではない。その年において日本で一番強いのがどのチームかを明らかにするのが日本シリーズなのだとしたら、シリーズの開催時期の前後に最強のチームが出場しないことは不均衡だと言えなくもない。その意味で、プレーオフにもそれなりの理があるように思える。そして、この制度の導入でセリーグにおけるペナントレースの意味が変わり、また野球が変わっていくことをファンとしてはたのしみにしたいと思っている。