先日1泊2日で検査入院をしました。1月のカテーテル治療の再検査で、ほぼ義務付けられております。場所は北赤羽の東京北社会保険病院、前に手術をしてくださった片山卓志先生にやってもらいました。片山先生は経験や知識が豊富なのはもちろんのこと、見るからに器用そうな方で安心して手術や検査を受けられます。寡黙ですが温かみがあり、手術ではずいぶん励まされました。
検査入院では手首からカテーテルを挿入しました。カテーテルというミクロな管を手首、肘、股間のいずれかの動脈から心臓まで入れるわけですが、楽なのは手首、肘、股間の順です。どこから入れるかは血管の状態で決まります。1月の手術の際は股間からでどう見ても股間の方が痛いわけですが、手術の際には心筋梗塞の痛みが存在するのに対して検査入院の時は至って健康なのをあえてカテーテル挿入するわけで、痛さへの不安は手術よりも検査入院の方があります。したがってとても緊張してしまいました。
検査の結果、順調に回復しているようで、感謝しております。
以下はメモです。
注意・・・なるべく数日前から酒を飲まない方がよかったかもしれません(酒の飲み過ぎは麻酔が効きにくくなるそうです)。
費用・・・5万円前後です。検査の結果、再手術が必要だとしたら手術代がかなり掛かりますが、健康保険の限度額認定証の交付を受けることで出費をかなり押さえられます。
痛み・・・点滴(針が長い)、手首への麻酔(あらかじめ局所麻酔テープを貼るのでそれほどでもなかった)、カテーテル挿入の際に枝葉の血管にカテーテルが当たってしまう時(?)の痛み(心臓まで管を通す際には全く痛みがないのですが、入れ始めた時に何かにつっかえたような痛みが走りました。人によるらしく、ぼくは神経がずきずきする痛みが出ました。麻酔を増やしてから気にならなくなりました)。
結果・・・壊死した心筋は一部が順調に回復、ステントの再狭窄は再手術が不要なレベル。
片山先生からは「人生は長いのだし、これからが大切です」と言われました。その通りだと思いました。生きていて年の瀬を迎えられますことに感謝いたします。