アラブ諸国はもとより北朝鮮でも抗議行動が起きる中、中国の動向は気になります。民主化度ではエジプトやリビア>中国=今日の北朝鮮、と言ってもいいかもしれませんが、中国でもいろんな動きはあります。大陸日記の更新を控えていたのはちょうどそんな変化の始まりに大陸にいたので様子をみたかったことがありました。
今週大陸でアラブ諸国でのデモを意識した小さな活動がありましたが、予想通り大きな動きにはなりませんでした。ただし、これで収束するとぼくは考えてません。
(1)唐吉田さん、江天勇さんらの拘束は今回のアラブの動きとは連動してなく、つい最近の中国におけるジャスミン革命運動を伝えるメルマガが彼らの拘束を全く伝えていない。
(2)他方人権派弁護士の多くはアラブの動きを大きな関心もて注目するが、大陸での今週の動きとは全く連動していない(反体制的NGOでも言える)
(3)アラブでこの動きがあった際、経験則でいえば民主化勢力は「何か動きをせねば中国で民主化の芽はなくなる」と焦りを持つにもかかわらず、積極的に動いていない。
(4)ネットの動きではなく民衆が動くとすれば4月あたりが中国の伝統
という要素からぼくが今想定しているのは、
このアラブの一連の動きが落ち着く春先に中国でなんらかの動きがあるのではないかとの仮説です。はずれるかもしれませんが、今そう考えています。