食事中心日記
9月21日(水)朝11時月餅(豊台、家)、昼14時月餅(前門排子胡同、家)、夕19時四川鍋(五道口、外)、夜23時ポップコーン(双清路、外)
9月22日(木)朝11時月餅(豊台、家)、昼14時ピザ(豊台、外)、夕18時ジャージャン麺(回龍観、家)、夜22時ポップコーン(朝陽公園南門、外)
ぼくは中国でも日本でも大学と関わることはめったにありませんが、この2日は清華大、北京大に行きました。清華は留学中の友人と夜道に入り、木々に囲まれた広大なキャンパスで、月を見つつ、こおろぎの鳴き声をききつつ、長い散歩をしました。
北京大学では日本関係の講演会があったので行きました。タイトルは「総選挙後の日本の政治と外交の行方」(原文は中国語)で、講演者は長らく新華社の特派員を務めた呉学文さんと、厳しい日本観で知られるシンガポールの卓南生さんで、前者が草の根の交流をあくまで信じようとする立場で、後者は日本の軍国主義化を懸念し圧力をかけるべきだとする立場です。ともにかなり昔からの立脚点を今なお守っていると言え、古臭く感じたのか途中で席を立つ人がやたらと多かったのですが、それはよしとしても、質問が「戦争が始まったらどちらが勝つのか」など言語遊戯的なきらいを感じました。ぼくがこの国でよく関わる人と大学にいる人とはだいぶ異なるイメージが昔からあって、一言で言えば学生も先生もややウブに思えます。
こういう場がどういう雰囲気であるかを知りたい人は多いかもしれませんので、些細な一例を挙げます。会場は一般教養の中ぐらいの広さの教室で、200人はいたと思います。立ち見が出るほどの盛況でした。日本の人がどれだけいたのか、そもそもいたのかはよくわかりませんが、少なくとも圧倒的多数が中国人学生だったようです。ぼくの隣りには中国人院生と思われる30前後の痩せた男性がいて、ぼくがノートを広げると日本字とわかったからか、ぎょっとしたような表情を浮かべ、長らくこちらを見ていました。ぼくが少しく笑みを浮かべると、彼も笑みを浮かべました。まあそんな感じです。