この仕事を売春業やホスト業にたとえることは唐突ではない。その気になれば今よりも稼ぐことができるかもしれず、それは体力・気力しだいである。一方、商品価値がゼロになれば、いかにがんばろうが、いかに節約につとめようが、とてもやっていけない。そして、体力や気力や自分のがんばり、というものを超えた「商品価値がゼロになれば」のような物を常に相手にしなければならない。この不確定さに比べたら、生計の不安定さのいかに安定していることか。
だから、がんばる、というのは、ただがんばるのではなく、がんばることの見返りも自分で保証させていくことも含めた、がんばりでなければいけない。この仕事に限らないのかもしれないが。
ただいま作業中。ふとそんなことを考えてみる。