今日発売の中国語ジャーナル3月号をもって連載『素顔の中国人』(36回)が終了します。3年にわたってありがとうございました。機会あればご一読ください。
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高校の同窓会(同期会ではなく同業種の集まり)に行きました。社名とか業種のはっきりしている方々が多い中で、いったい自分を何者と紹介したらいいのか大変困りましたが、しどろもどろに自分の現状を語ったところ温かく迎え入れてくれました。しどろもどろに語ったのはたとえば以下のようなことで、実はこれまで小中高大と同窓会の類には一度も出たことがありませんでした(もちろん2,3人とか私的な集まりはあるわけですが)が、それは何かに落ち着くことで何者でもない自分が何者かになったら出よう、などと考えていたからですが、あれこれとやっていきつつも結局何者にもなっていない、それでもって「何者になる、などということが自分にはないのではないか」との思いを持つようになり、何者でもないと意識し始めた高校を以前より好意的に見つめられるようになったことが参加したきっかけでした。
思えば高校時代は自分が高校にいるのがいたたまれず、わざと制服を着なかったり、一時間目の授業に出席するのを割愛し続けたり、机の周りにカーテンやダンボール箱を置いて隠れるなどのことをやっていたわけですが、そういう存在をけむったく思いつつも受け入れてくれた学校はなかなかなかったかもしれませんし、今の母校でも難しいのかもしれません。
あれから20年以上が経ち、いまだに宙ぶらりんなままな自分と、その自分を受け入れてくれる場があるということをもっと噛みしめたい、そんなふうに考えたりもしました。
ところで出版湘友会はまだまだメンバーが少なく、出版関係(出版社の職員に限定されてはいないようです)の方でこれを見た方がいらっしゃれば是非とも参加されることをおすすめいたします。とても和やかな会で、年齢層・分野ともわりと広いです。