(食事日記)
11日・・・昼食13時半:トマト卵炒めなど(草場地、家)、夕食①18時:こじき鶏など(安貞橋)、夕食②21時:四川鍋(798北門)、夜食23時:シシカバブ(環鉄)、草場地泊
12日・・・朝食8時半:油条(草場地、家)、昼食12時:四川風豚焼き(798)、昼飲15時・17時:茶+コーヒー(宋荘、外+家)、夕食18時半:湖南料理(宋荘)、夜飲23時:コーヒー(望京、家)、草場地泊
出会いは偶然の妙です。この2日間は今回知り合い、いま敬愛する、かつての神童である志の詩人との出会いのためにあるようなものでした。彼と出会ったきっかけは11日の夜、本来会うはずだった若い女性たちとの約束が夕食①を入れたことでなくなったことに始まります。NGO関係者との話が盛り上がり、勢いあまって夕食①を入れたことで、相手方は相手方で大人数であり、本来食事を共にするはずだった約束がなくなり、しかもぼくが宿泊する先の家の人間が誰も在宅していなかったことで、時間をもてあましたぼくは友人の画家・L、それからZに声かけます。LはZよりもぼくがいる地点から近く、L、Zが会う優先順位なのですが、Lが所用で結局Zに会いに行き、それが夕食②。この夕食の現場にZと格別親しいわけでもないその詩人がたまたま通りかかった縁で居合わせた、というだけでとりあえずぼくは彼と知り合いました。
その時は詩人というだけで特別な印象もなかったのですが、ただひとつ、彼の妙に澄んだ尋常ならぬ眼と、堂々たる立ち居振る舞いだけが頭に引っかかります。それでもって翌日、宋荘に行ったのですが、同行する友人が突然798に行かなければいかなくなり、そのためにもう一人の同行者で夕食の約束もしていた友人はぼくから離れて別の集団と宋荘に行くことになります。これでこの日の夕食の予定は大きく変わりました。それから宋荘に行き、映画関係者のZと会おうとしたのですが、その際会場がわからなくなり、迷っていると大御所の美術評論家・L先生が目の前にいて、ぼくたちは彼の車で会場に送ってもらいます。そのL先生の堂々たる振る舞いが昨日の詩人のそれに似ていて、そういえば彼も宋荘に住んでいるのだ、と思い出し、電話をかけました。それでもって茶を飲みながら彼の話を聞き、彼こそもまたぼくが会わなくてはならない人なのだと実感したのでした。
前に食事日記だけではどういう行動なのかよくわからない、という便りをもらいました。その際のぼくの行動とはたとえばこんな感じです。つくづく出会いの偶然のおもしろさを感じさせられた2日間でした。